星の降る夜に

しがないジャニヲタのひとりごと

伊野尾くんと10000字

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しんどい時、辛い時、理不尽だと憤りを感じる時など、生きている上でわたしたちの人生には気分が落ちてしまうことが多数存在します。

 

そんな時には友達に話を聞いてもらったり、カラオケに行ってストレス発散したりと、方法は十人十色にしても、少しでも気を紛らわせようと何かに縋る人が多いかと思います。

 

 

私自身も、上手くいかないことや思い通りにならないことがやっぱりたくさんあって。そんな辛くてたまらなくなった時に、本棚から丁寧に取り出して、大切に読むものがあります。

 

 

それが、伊野尾くんの10000字インタビューです。

(ちなみに第1回目の方です。)

 

 

10000字といえば、ファンが「彼らの想い」を本人の口から聞けるほぼ唯一の手段だと思っていて。ある人は、デビュー前の挫折や苦労の絶えなかった過去を。また、他にはデビュー当時の大変だった話などを話してくれた人もいました。やっぱりファンとしては彼らの過去というのはすごく興味がある話だし、そういう知られざる過去を初めて知ることによって、更に好きという気持ちが増す。10000字は、そんなファンが知り得ない彼らの真の部分を少しだけ垣間見ることのできる貴重な媒体だと私は考えています。

 

 

 

辛かった経験を話してくれる人が多い中で、伊野尾くんの10000字インタビューは異色を放っていました。それは、苦労話を一向に話そうとしないところ。伊野尾くんは苦労話を聞き出そうとする記者さんの質問を飄々とかわしていくのです。JUMP担の方なら、「まーた伊野尾くんテキトーなこと言ってるよ〜〜(笑)」と思ったことが一度はあることと思います。私も、雑誌で好きな女の子の服装を聞かれた時に目の前にいる記者さんの服装丸々答えりとか、あらゆる場面で伊野尾くんの所謂‘‘テキトー発言’’を目にしてきました。そして、それは伊野尾くんがファンにはあまり自分自身をさらけ出したくないからだと思っていました。

 

 

10000字を読み進めていく中でも、断固として悔しかった思い出や辞めたいと思った時の話を言いたくないという伊野尾くん。

 

 だって俺、振り返れば、つらかったことより、楽しかった事ばっか出てくるから。うれしかったことばっか。

 

 

ああ、これが伊野尾くんの考え方なのかと。初めて読んだ時に、すごいなと素直に思いました。大変だったことも多いだろうに、うれしかったことはいくらでもある、と純粋に答えられる人なのです。伊野尾くんは。

 

 

記者『だから、ツラい話は、ぼかすし、笑い話ばっかするんだ。』

 

泣いて悔しかった話っていうのはできるよ。あるからもちろん。でも、なんだろう、それを読んだ人が、感動してくれたり、‘‘私もがんばろう!’’って思ってくれるかもしれない。たぶん、そういうことも僕たちの仕事のひとつかもしれない。俺は、感動とか、そんなことよりも、僕や僕らを見て、ファンやお客さんに、笑っててほしいというか。 

 

 

ファンのみんなには笑っててほしい、それが伊野尾くんのポリシーなのだ。このことを読んだ時になんだか私の中の靄が晴れていくような気がしました。この文章が伊野尾くんにとって、はっきりと自分の意思を表わした瞬間でもあると思ったからです。いつもふわふわと色々なことをすり抜けていく彼ですが、その訳が少しずつ見えてきたような気がしました。そして、次のように続きます。

 

 

そういう言い方は変かもしれないけど、仕事だからって、自分を取り繕ったり、アイドルアイドルしなきゃっていうのも全然なんにもないし。ホント、自分は自分のままで生きてる(笑)。それじゃ受け入れられないかもしれないけど、自分を変えたいとは思わないし。それで好きになってもらえたらいいなって。 

 

 

「自分は、自分のままで生きる」強い人だなぁと思いました。受け入れられなくても、自分を変える気はないというスタンス。この10000字の時代は、言い方が悪いですが伊野尾くんは日の目を浴びていない時期でした。それでも、今の状況を、自分を、今を、心から楽しんでいる。自分は変わらない。とハッキリと答えた伊野尾くん。テキトーと見られがちですが、それは芯が通っていて自分を強くもっていることの表れだったのかもしれません。

 

 

そもそも苦労をしたりとか、つらいだの、大変だのっていうのは、この世界だけのことじゃないし。これを読んでる、みんなもしてる。みんな大変な思いをしてるし、挫折とかも味わってると思う。俺がそういうことを話せば、もちろん知らなかったことが知れてっていうのもあると思うけど。やっぱり俺は、楽しかった話とか、おもしろかったことの話とかだけしたい。その方が、自分も楽しいし、読んでる人も楽しいんじゃないのかなって思う。

 

 

そうだ、伊野尾くんの言う通りなのです。「みんな苦労しているという点では同じ」。最初に書いた通り、この世の中にはたくさんのつらいことがあります。だからこそ、伊野尾くんはファンに笑っていてほしいと願っているのだと思います。僕が楽しい話をすることで、ファンには少しでも楽しんでほしい、と。初めて知った伊野尾くんの本音。考え方。そして、初めて出会う考え方の人。伊野尾くんという人を少し知れたような気持ちになりました。

 

 

 

 伊野尾くんは、最後に「こんなんで1万字書けそうですか?なんか、テキトーな薄っぺらい人生ですね(笑)。」と語っていますが、正直これを読んでテキトーだななんて思いませんでした。伊野尾くんには、譲れないポリシーとしなやかな考え方が備わっている。それは、彼のこれまでの人生においてすごく強みになってきたのではないかな、とそう思うのです。

 

 

 

やっぱり、私はこの10000字を読むと、どんなに辛くても笑っていよう、と少しずつですが前向きになれます。伊野尾くんの強い意志がそうさせてくれるのです。私は、伊野尾くんのファンなので!やっぱり好きな人の言葉はより一層響くし、私はすごい人を好きになってしまったな〜と何度読んでも惚れ惚れします☺️あ〜かっこいいです、伊野尾くん。

 

 

これからの人生、山あり谷ありだとは思いますが、Hey!Say!JUMPに元気をもらいながら一歩ずつ自分なりに進んでいけたらな、と考えています!伊野尾くん、JUMP、いつもありがとう!大好きです!!!😌🌸

 

 

 

「テキトー」といじられても笑っている。この世界に入ってからの思い出は、「つらかったことより、楽しかったことばっか出てくる」と答える。みんなに「少しでも笑ってほしい」という願いは、絶対に譲らない。だから今日も、笑顔で話そう。

 

 

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お わ り 。